「超人脈術 著 メンタリストDaiGo」の内容と感想

こんにちは、すのーです!

今回の本も図書館で大量に借りてきた本のうちの一冊です。

人脈を増やし、維持する具体的な方法が豊富に書かれてあって良い本です。

DaiGo氏は内向的な性格で、もともとはコミュ障気味なのだそうです。

でもそんな自分を変えようと努力していったそうです。

私も内向的な性格で、コミュニケーション能力にはもともと不安があり、それを変えていこうと努力してきたので、そんなところも共感できてよかったです。

私はDaiGo氏のYoutubeもたまに見るのですが、そこで聞いた内容もあったと思います。

www.youtube.com

では、内容に入っていきましょう!

プロローグ

自ら行動し、魅力的な自分を作ることが、あなたの周囲に理想的な人の輪を広げていく最も確実な方法なのだそうです。

誰かの物差しを使って他人を見極め、下心を持って近づく関係性は長続きしないそうです。

人とのつながりは量よりも質が重要で、自分の価値観に照らし合わせて必要な人脈や気持ちのいい人間関係出るかどうかが重要なのだそうです。

幸福はお金や名声ではなく、人付き合いで決まるのだそうです。

コンプレックスを乗り越える必要はないのだそうです。

内向的な性格を変える必要はないんですね。

第1章 人脈を停滞させる5つの誤解

内向的な人のほうが、人の心の動きを察知する能力が高く、リーダーになると良い結果を生むそうです。

また、内向型と外向型の中間的な性質を持った両向型のパーソナリティーが一番セールスの売上が高かったそうです。

イベントの参加回数よりも、そこで交わした会話やその後の関係性の維持の仕方が、仕事の業績につながっていくそうです。

同じネットワーキングを続けるのではなく変えていくのが大切なのだそうです。

ギバー(与える人)とテイカー(奪う人)では、短期的にはテイカーが有利ですが、長期的にはギバーが成功するそうです。

しかし、ギバーにはトップギバーとボトムギバーっていう二種類があってトップギバーになるのが良いそうです。

トップギバーは相手の見極めをするそうです。

与えることに、明確な基準を定めておくのが良いそうです。

仕事ありき、損得ありきの人間関係はメンタルにダメージを与えるそうです。

第2章 あなたを幸福にする「ネットワーキング」とは?

まず、このやり方でなくてはならないみたいに決めつけずに、柔軟に対処するのがいいらしいです。

自分のネットワーキングの基準を定めることが欠かせないそうです。

自分の人生を自分でコントロールしている感覚を持てているときに、人は最も幸福を感じるのだそうです。

第3章 「スーパーコネクター」とつながるテクニック

スーパーコネクターは簡単に言うと顔の広い人です。

この種類の人とつながると、その向う側にある多くの人脈を持つことができます。

テクニックは4つあります。

1,人脈のネットワークマップを使って探す

2,リコネクティングでつながりを作り直す

3,最適な接触回数で距離を縮める

4,「ポジティブ・ゴシッピング」で親密度を高める。

1については、会場で「今日は誰と来られたんですか?」などと聞き込みをしてたどりきます。

他にも自分のネットワークの中からスーパーコネクターを見つける方法も紹介されています。

2について、人は誰かを助けると、認知的不協和の解消が働いて、助けた相手を好きになるそうです。

3について、初対面に近い人の場合、最低でも15日に1回のペースで相手とコンタクトを取らないと、好意が薄れていくそうです。

4について、他人のことを積極的に褒める人ほど相手から親近感をもたれる傾向があるそうです。

第4章 幸せをもたらす3人の友だちのつくり方

職場に3人の友だちがいることで、人生の満足度が96%上昇するそうです。

職場は対人関係で選ぶべきなのだそうです。

社外に繋がりを広げてくれるスーパーコネクターを作り、社内には心を許せる友達を持つことが、ビジネスパーソンとしてほぼ最強のネットワーキングなのだそうです。

友達を作る5つの方法が紹介されてました。

1,「自己開示」で相手の心を開く

2,イフゼン・プロファイルで相手の信頼を得る

3,類似性と帰属意識を演出して打ち解ける

4,共同作業と笑いで一気に仲を深める

5,「SNS」を活用してメンテナンスする

1については、自己開示にいい10のテーマが紹介されていました。

自分の話したいことではなく親しくなりたい相手の内面に合わせて選ぶのが良いそうです。

2については行動に一貫性がある人は周囲から信頼されやすく、友達もできやすくなるそうです。

第5章 人間関係がストレスに変わる罠を見抜く

第1の罠として、自信過剰なブランド・ビルディングが紹介されていました。

自分がこのようなことをしてしまったら、エクスプレッシブ・ライティングをするといいそうです。

つまり、自分の感情や思ったことをひたすら紙に書くのです。

第2の罠は周囲を炎上させる荒らしです。

近づいては行けない人を見抜くには、直感を信じることが大切なのだそうです。

第3の罠は相手をからかい「ディスる人」です。

ディスる人からは遠ざかった方が良いそうです。

自分がディスる人になったらアテンション・トレーニンをするのが良いそうです。

街中でネガティブなものが見つかったら、ディスるのではなく、意識をそらすトレーニングです。

第6章 カリスマ的な魅力を手に入れる

カリスマ性は後天的に磨き上げていくことが可能なのだそうです。

カリスマ性には6つの能力があります。

1,共感力

2,傾聴スキル

3,アイコンタクト

4,情熱(相手の気分を上げる)

5,自信

6,言語化スキル

カリスマ性を高める5つのメソッドも紹介されていました。

1,アクティブ・リスニング

相手の言葉をきちんと聞き、その会話に含まれる重要な単語を選んで相手に返すトレーニングです。

2,無音ドラマトレーニン

ソープオペラ(メロドラマ)のワンシーンを無音の状態で見て、「登場人物は何を考えているのか?」と想像するトレーニングです。

小説を読むのもいいらしいです。

3,ストーリーシェア

自分が言いたいことを、何らかの物語や逸話に変換して相手に伝えるトレーニングです。

4,レトリカル・クエスチョン

質問の形を取っていながら、答えを求めていない問いかけです。

カリスマはこれを動機を与える問いかけという形で活用します。

5,具体的な言葉で未来を提示する

人からの期待感を得るには、過去の業績よりも、将来への可能性が重要なのだそうです。

エピローグ

ネットワーキングはあなたが自由に生きるための選択肢を広げるものなのだそうです。

今回のブログは以上となります。

今回紹介した本は以下です。

コミュ障が読むのにも、コミュ障でない人が読むのにも適した本だと思います。

「マネジメントⅡ 務め、責任、実践 著 ピーター・ドラッカー 訳 有賀裕子」の内容と感想

こんにちは、すのーです!

試験が終わったので図書館から大量にビジネス書を借りてきました。

その中の一冊です。

発行日が2008年なので少々古い内容ですが、ためになることが書かれてあると思います。

マネジメントⅠと同様、ボリュームたっぷりの内容になっています。

ですが、先進国として日本の例もよく出てくるので、興味深く読めます。

では内容に入っていきます!

第15章かつてない現実

かつて無いと言っても13年前の話です。

仕事と仕事をすることというのは異なるそうです。

英語では両方ともworkですね。

では何が違うのでしょうか。

「仕事」はそれに取り組む人の外に独立して存在する「もの」に近いものなのだそうです。

仕事と遊びの本質的な違いは、仕事は人間と切り離して対象化できるという点だと書いてありました。

成果の吟味をするのが行為者ではなく、他の人である場合は仕事なのだそうです。

一方、仕事をすることは、生き物の領域に属するそうです。

マネージャーは常に仕事と働き手の両方をマネジメントしなくてはいけないのだそうです。

労組の役割とはなにか、徹底的に考えてみることは、マネジメント層の自己利益にもつながるそうです。

知識労働恐怖のもとでは生産性が上がらないのだそうです。

生産性を高めるのは働き手自身による動機づけと方向づけで、将来的には働き手のセグメント数と同じだけの人事方針が求められるそうです。

働き手の数だけマネジメントのやり方もあるってことですね。

仕事と働き手をマネジメントする上での主なテーマは以下の3つに集約されます。

1,雇い人を中心とした社会の到来

2,肉体労働者の心の持ち方と、社会的地位の変容

3,知識労働と、知識労働者の台頭

仕事の生産性を高めることがかつてなく重要になっているそうです。

第16章 仕事、労働、働き手についての知見

仕事を理解する第一歩は分析することだそうです。

分解して分析した後は生産プロセスへ統合します。

フィードバック管理も重要です。

労働には少なくとも5つの側面があるそうです。

1,生理的側面

複雑な作業は、単純な作業に分けた上でいくつもの機械で一つずつこなすのが最適なのだそうです。

人間は、持てる全てを発揮する仕事にこそふさわしいのだそうです。

そして、スピードと周期を頻繁に変えられる状況でこそ人間は最も働きやすいのだそうです。

機械はスピードと周期が一定のほうがいいですね。

仕事は画一的に、労働は人それぞれにやり方を変えるのが最善なのだそうです。

2、心理的側面

仕事は呪いであり祝福なのだそうです。

重荷だが必要って意味です。

仕事は人格の表れなのだそうです。

仕事を通していかに人間の心理的欲求を満たすかが課題とされているのだそうです。

3、社会や地域との絆を育む側面

仕事は集団の一員でありたいと言うニーズを満たすための手段なのだそうです。

仕事上の関係を通して社会や地域との強い絆を築く事ができますが、そこにどれだけ深く関わるかは自分次第でどうにでもなります。

このような事情から、男性同士、女性同士、が固まって仕事をするので男女差別が生まれやすいのだそうです。

4,経済的な側面

仕事は生計の手と同時に経済資本を生み出すのだそうです。

資本と賃金のニーズは対立し合うのだそうです。

5、組織における力関係

誰もが人間同士のの権力関係にさらされ、それによって働き手としての手腕も左右されるのだそうです。

また、この他に経済的配分についての権限を必要とする側面もあるそうです。

以上挙げた5つの側面は、別個のものですが、まとめてマネジメントする必要があるそうです。

欲求は絶対的なものではないそうです。

欲求は満たされる過程で変容していくので、欲求が満たされるにつれて動機づけの力は急速に衰え、やる気を削ぐ可能性が大きくなっていくそうです。

第17章 仕事の生産性を高める(1)仕事とプロセス

仕事の生産性を高めるには、「仕事の中身は普遍的で変化せず、技能や知識は仕事そのものではなく労働に宿っている」と理解しておかなければならないそうです。

仕事の生産性を高めるには4つのステップがあります。

1 分析

2 生産プロセスへ統合

3 指示内容などのコントロール

4 適切なツールを用意

まずはアウトプットを出発点に据えなくてはいけないそうです。

作り上げた商品を出発点に据えるみたいなことだと思います。

個別生産、画一的な大量生産、非画一的な大量生産、一貫生産の4つの生産原理があるそうです。

事業マネジメントにおいて心得ておくべき肝は以下の4つです。

1,どのシステムを用いるべきかを見極める

2、そのシステムの原則を出来る限り守る

3、可能な箇所には、より先進的なシステムを取り入れる

4、各システムを運用する上でのマネジメント要件を理解する

各生産原理の要件は以下です。

個別生産:多大なコスト

画一的な大量生産:多大な判断が設計に求められる

非画一的な大量生産:労力、生産量が必要、システムの設計と保守に高い技能が求められる

一貫生産:多額の設備投資、設計に極めて高い技能が必要

経営者やマネージャーは段階ごとに異なる原理を採用すべきと判断したなら、れぞれの段階を切り離し、互いの干渉を避けるよう努める必要があります。

第18章 仕事の生産性を高める(2)管理とツール

業務プロセスを管理する際の対象は、あくまでも仕事であって働き手ではないという点を抑えておくべきだそうです。

管理の仕方は予め決めておかなくてはならず、管理とは基本的に「例外」やすでに終わった仕事からのフィードバックをもとに行うものなのだそうです。

検査とは管理そのものではなく、管理システムの管理なのだそうです。

管理システムは、どこに管理手段を設けるべきか、その重要ポイントを示すものでなくていはいけないそうです。

ツールは大きければいいとは限らないそうです。

マネージャーが問うべきは、「この仕事を簡単にこなすための、最もシンプルで小型軽量のツールはなにか」ということなのだそうです。

警戒すべき危険は以下の2つです。

・人間が機械の一部に成り下がる

・作業グループを分断する方向にツールを用いること

解決策は以下の2つです。

・機械化の再設計

・機械科を超えてオートメーション化すること

第19章 仕事と労働その理論と現実

マグレガーという人が、X理論、Y理論というのを紹介しました。

X理論とは「大抵の人は責任を持って行動できないため、誰かが注意を払う必要がある」というものです

性悪説みたいな感じですかね。

Y理論は「人間には働きたいという欲求が有り、達成感や責任を求めてい」というものです。

こっちは性善説っぽいですよね。

人々がどのようなマネジメントを必要とするかは仕事の仕組みに応じて決まるそうです。

マネージャーが問うべきは「自分の状況にはどちらが適しており、今の状況で自分はどのように仕事と部下をマネジメントすればよいのか」ということだそうです。

X理論に基づくマネジメントは機能しないそうです。

物質的報償をアメとして用いるのを控えるとともにその役割を重視する姿勢を改めるよう努めなくてはいけないそうです。

物質的報償だとどんどん欲しくなって満足しなくなってしまいますものね。

マネージャーは仕事を成し遂げて働き手の達成意欲を満たすのが自分の務めだと、今以上に認識しなくてはならないそうです。

第20章 サクセスストーリー:日本企業、ツァイス、IBM

これらの企業は、責任をまとめ上げることを通して労働とその担い手をマネジメントした例として挙げられてました。

詳しい内容は割愛します。

第21章 責任意識の強い働き手

焦点は業務に当てなければいけないそうです。

働き手が達成感を得るためには仕事に責任を負うことが欠かせないそうです。

それには、生産的な仕事、フィードバック情報、たゆまぬ学習が求められるそうです。

3つすべてのプランニングに最初から働き手を巻き込むこが大事なのだそうです。

明確な権限関係に守られているという条件が欠かせません。

知識労働者は自分でモチベーションを見いださなければいけないそうです。

モチベーションがでないのを周りのせいにしたりせず、自分なりのモチベーションの上げかたを見出して行きたいと思います。

職場コミュニティーに関する活動の判断権と責任は共同体に一任する必要があるそうです。

リーダーになる機会を用意する必要性があるそうです。

第22章 雇用、収入、福利厚生

日本は雇用の流動性を確保するべきなのだそうです。

今(13年前)求められるのは第一に保証がなされているという事実を納得を引き出す形で明快に示すことと、第二に、流動性を手当てすることなのだそうです。

利益は従業員のために資本を充実させる目的で使用されてこそ意味をもつそうです。

福利厚生こそ、企業の収益性と働き手のニーズをうまく結びつける事のできる分野であるそうです。

福利厚生のあるべき姿は

1,受益者に対し、費用対効果が最も大きくなるように便益を与えるべき

2,最低給付水準を定めておくべき

3,福利厚生全体の負担金額を決め、その枠内で従業員の層別にニーズに合った給付をいくつか組み合わせて提供したほうが良い

4,福利厚生制度運用は、できる限り、職場コミュニティに委ねるのが望ましい

そうです。

第23章 人材こそ最大の資産である

責任を働き手にできる限り負わせるのが大事なのだそうです。

温情主義は意義を失ってきているそうです。

人事管理を怠ると組織は機能不全に陥るそうです。

人材マネジメントの本質は、人材への対処に失敗した場合にその始末をつけることにあるそうです。

人材をマネジメントするとは、働き手の強みをうまく引き出すことを意味するそうです。

まずは業務と働き手に責任を伴わせ、実績の上がる仕組みづくりをしなくてはいけないそうです。

次に、マネージャーは、部下たちを自身の「情報源」「知恵袋」として扱わなくてはいけないそうです。

適材適所の見極めが人材マネジメントの中で最も重要らしいです。

第24章 マネジメントと生活の質

マネジメント層には、社会的責任を果たすようにという要求が寄せられているそうです。

社会への影響や社会的責任については、大企業だけでなくすべての企業が、自分たちの役割をじっくり考え、目標を掲げ成果をあげなくてはいけないそうです。

第25章 社会への影響と社会的責任

会社が負う社会的責任は2種類あり、1つめは社会への行いに関わり、2つめは組織は社会のために何ができるかということに関わるそうです。

社会を健全な方向へ導くことが、経営層の自己利益につながるそうです。

不必要な影響は徹底して最小限に留めるべきなのだそうです。

理想的なのは影響を排除するための試みを利益の上がる事業機会につなげることです。

技術や社会や経済の発展、革新の影響をモニタリングすることが求められるそうです。

また、適切な規制の導入を働きかけるのも経営層の仕事なのだそうです。

そして、社会問題は事業機会なのだそうです。

ソーシャルビジネスっていいと思います。

第26章 社会的責任を縛るもの

経営者の第1の務めは、組織が役割を果たし、存在目的を達成できるようにすることであるそうです。

それが社会に対する第1の責任なのだそうです。

社会問題を解決しようとするなら、ゴールの設定や成果の測定ができる分野かどうかを検討すべきであり、ゴールの設定や成果の測定ができないならやめたほうがいいそうです。

第27章 企業と政府

企業にとって政府との関係はあらゆる関係性の中で最も重要だそうです。

重商主義立憲主義はともに時代遅れなのだそうです。

求められるのは要件なのだそうです。

要件の1つとして企業とその経営者には自律性と責任が欠かせないそうです。

政府が健全に機能することも欠かせないそうです。

世界経済と政治主権を平和的に共存させ両方が守られるような関係性を考え出すことが大事なのだそうです。

政府と企業の関係をじっくり考える事が大事なのだそうです。

第28章 何より大切なのは害を及ぼさないことーその責任のあり方である

自律性を認められ、私的な存在であることを許されるためには、職業倫理上の責任を自身に課さなくてはいけないという点が重要なのだそうです。

収入格差が最も小さいのは意外にもアメリカなのだそうです。

ジニ係数というものを考えたらそうなるのだそうです。

もう1つ重要なのは合理的な税制づくりに向けて努力することなのだそうです。

マネージャーは個人としての側面と公的な立場がせめぎ合うのでそこが倫理的課題なのだそうです。

今回のブログは以上となります!

今回紹介した本は以下です。

今日勉強したこと38分析化学 酸化還元平衡

こんにちは、すのーです!

では早速授業内容に入っていきましょう!

酸化還元平衡(1)

硫酸銅水溶液に金属亜鉛を入れると、金属亜鉛亜鉛イオンになり溶解し、溶液中の銅(Ⅱ)イオンは金属銅になり析出します。

溶液の青色が薄くなるのです。

亜鉛が酸化され銅(Ⅱ)イオンが還元されます。

自発的に進行します。

原系(亜鉛と銅(Ⅱ)イオン)と生成系(亜鉛イオンと銅)のエネルギー差からが発生します。

電池はガルバニセルといいます。

これを利用したものがダニエル電池です。

酸化還元反応のエネルギー変化を電気エネルギーに変換します。

正極は銅が析出(還元)負極は亜鉛が溶解(酸化)します。

電圧は約1.1Vで電流は銅板から亜鉛板に流れます。

電子の流れの逆です。

次第に電圧が低下して最後には電流が流れなくなります。

半セル(半電池)は塩橋で分けられた部分です。

半反応とは半セルで生じる反応のことを言います。

銅イオンと電子の反応で銅ができたり、亜鉛亜鉛イオンと電子になったりする反応です。

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この電池を電池式で書き表します。

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反応式の右(左)側にある金属を右(左)側に書きます。

起電力は電池式の左側の電極に対する右側の電極の電位で表します

電極とは狭義では溶液に浸された導電体、広義では導電体を浸した溶液も含めた半電池全体のことを言います。

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電子のエネルギー

エネルギー[J]

=力[N]×距離[m](力学的エネルギー)

電荷量[C]×電位差[V](電気エネルギー)

・電位と電子のエネルギー

電子は、電位が負側で不安定、正側で安定します。

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酸化還元反応とは電子移動現象です。

酸化還元反応が自発的に起こるとき、電子が電位の低い(負より)の場所から電位の高い(正より)の場所へと移動します。

酸化還元反応で電子が自発的に移動したときのことを考えていきましょう。

電位差ΔE=EーE1>0

です。

電子はnFΔEの電気仕事をなします。

反応系はnFΔEのエネルギーを失います。

エネルギー変化量ΔG=GG

G1=G2+nFΔEなので

ΔG=ーnFΔE<0になります。

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ネルンストの式

電池反応(酸化還元平衡)

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起電力ΔE=(右側の電極電位ER)ー(左側の電極電位EL

しかし、電池で測定できるのは起電力ΔEだけで電極電位を単独では測定できません。

電極電位を決めるために電位の基準を決めて、相対的な電位を決定します。

基準電極は水素電極を用います。

動作電極は電位を測定する電極です。

電極電位の決定

電極電位の高低はわかるが、何Vなのか不明です。

任意の2つの電極間の電位差なら求められます。

なので電位の基準を決めて相対的な電位を決定します。

この基準電極(標準水素電極)を0Vとします。

標準水素電極(SHE)

pH=0.00の溶液に、白金黒で覆った白金を浸して、1atmのHを吹き付ける電極です。

白金黒とは、白金の微細な金属結晶を表面にメッキ付着させた白金です。

表面積が通常の白金の数千倍です。

多量のHを吸着します。

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標準電極電位Eoの決定

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水素分子を反応式の左辺に書き、SHEを電池式の左側に書いたときの電池([Ox],[Red]=1mol/L)の起電力を動作電極の標準電極電位Eoとします。

動作電極の符号をとります。

Eoが正のときOxがHによって還元されやすいです。

負のとき、RedがHによって酸化されやすいです。

ダニエル電池で考えてみましょう。

亜鉛イオン濃度0.10mol/L、銅イオン濃度0.0010mol/Lとします。

電子は低電位側から高電位側へ移動しますね。

亜鉛電極で放出される電子と銅電極で受け取られる電子は同じ電子でもエネルギーが違います。

亜鉛から放出された低電位の電子がエネルギーを失いながら移動していきます。

高電位にいる銅イオンが電子を受け取ります。

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まず標準起電力を求めます。

高電位の半反応を上、低電位の半反応を下にして差し引きます。

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導かれた反応式から、反応の自発的進行方向もわかります。

そして起電力(25度)を求めます。

ネルンストの式で計算します。

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対数項に反応に関与する物質のモル濃度を入れます。

反応物は分母、生成物は分子です。

金属亜鉛と金属銅に濃度は有りません。

純粋な固体の場合、濃度に相当する値として1を入れます。

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先生オススメのやり方は以下です。

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ダニエル電池が放電すると以下のようになります。

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平衡状態ではECu=EZnより

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酸化還元平衡(2)

標準電極電位の利用例

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自発的でない反応の方向は以下です。

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反応を進めるには、高電位→低電位の電子移動が必要です。

少なくとも1.2Vの印加電圧が必要です。

電気エネルギーを与えて反応させるのを電解といいます。

反応の開始には過電圧(活性化エネルギー)が必要です。

電極の名称と電極での反応の表は以下です。

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金属元素イオン化傾向の表は以下です。

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標準電極電位Eoの値を大小順に並べたものです。

故に、金属元素の酸化還元の「されやすさ」の指標にできます。

ただし、実際の電位Eはネルンストの式が示すように物質の濃度によって変化します。

そのためEoがおよそ0.3V以内の金属元素の間で電位を比較するときには、物質濃度がどの程度かを見積もった上で電位の大小を判定しなければいけません。

酸化還元反応でなくても標準電極電位を利用することにより平衡定数が算出できます。

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未知標準電極電位は電子のエネルギーに換算して求めます。

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示強性変数と示量性変数というものがあります。

示強性変数をエネルギーという示量性変数に変えるのです。

酸化還元平衡(3)

pHメーター

pHメーターは、電位差測定計です。

pH測定には複合ガラス電極が用いられます。

電極を変えると、他のイオンや物質の濃度(比)を測定できます。

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電位差測定

指示電極参照電極から構成される電池(セル)の電位差を測定して物質を定量します。

指示電極とは、特定の物質(化学種)の濃度や濃度比に応答する電極です。

参照電極電位の基準に用いられる電極です。

SHEに対して一定電位を示します。

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指示電極として代表的なものは第一種電極です、

金属イオン溶液に金像を浸すと、金属イオン濃度に対する指示電極になります。

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第二種電極は参照電極です。

第一種電極に沈殿剤を加えた電極です。

例として、銀/塩化銀電極があります。

塩化銀で被覆した銀を塩化カリウム水溶液に浸します。

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白金電極は、様々な酸化還元対に対して指示電極となります。

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白金電極と銀/塩化銀電極による電位差測定は以下のようになります。

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複合OR`電極による電位差測定は以下のようになります。

複合ORP電極は白金電極と銀/塩化が銀電極が一体となった電極です。

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電位差測定でなにができるか

錯体の安定度定数がわかったりします。

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pH測定もできます。

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酸化還元滴定においても役に立ちます。

電位を測定すると、平衡状態の化学種の濃度(比)がわかります。

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酸化還元平衡(4)

水の酸化分解は起こりません。

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電位だけで考えると、pH=0においては水はOとHに酸化分解されてしまいます。

水の分解反応が非常に遅いため、酸化剤が水溶液中で安定に存在でき、酸化還元滴定が可能となります。

電池の可逆性

・不可逆電池

2つの2つの半電池の溶液相を素焼板などで仕切ると溶液は混合しないがイオンは通過できることで,電流が流れます。

しかし,放電とともに亜鉛イオンが銅電極側に,硫酸イオンがZn電極側に移動してイオンの混合が起こります。

・可逆電池

飽和KCl水溶液を含むゲルを満たした連結管(塩橋)で2つ電極の溶液相をつなぐと,電池を放電したときにも, 逆電圧をかけたときにも,塩橋からカリウムイオンや塩化物イオンが移動することで, 電流が流れます。

よって,電池反応およびその逆反応が可逆的に起こります。

起電力の測定

可逆電池と電位差計を組み合わせることで、起電力が測定できます。

まず電池をわずかに放電させます。

そして、電流の流れが止まるところまで、逆電圧をかけます。

最後に、わずかに逆電流が流れるように、逆電圧をあげます。

電池が可逆的であれば、操作の間の起電力の変化はごくわずかです。

よって、放電に伴う起電力低下はなく測定が可能となります。

スイッチを標準電池側S に倒し,すべり抵抗を標準電池の電圧値に合わせ,可変抵抗器を調整して電流計G に電流が流れないようにします。
AB間の電位差= 標準電池の起電力です。
 スイッチを未知電池側X に倒し,すべり抵抗のB の位置を再調節して,G に電流が流れないようにします。
すべり抵抗の読み= 未知電池の起電力です。

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生化学的に重要な半反応は以下です。

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ニコチンアミドーアデニンジヌクレオチドは生体内脱水酵素反応の補酵素です。

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多くの生化学的な半反応にはHが関与します。

pH=0ではEoを測定できません

Eoを測定するには[H]=1mol/L条件下でEを測定する必要があります。

しかし酵素反応であるため、[H]=1mol/L(pH=0)の強酸性下では反応が起こりません。

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見かけの標準電位の意味は以下です。

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温度依存性はあるが,狭い温度範囲ではそれほど大きくない(10-4 V/K)です。
温度が異なる場合,Eo,Eo’ の値と,ネルンスト式中の温度T の値を変えます。

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NADHによるアセトアルデヒドの還元の例を見ていきましょう。

2.0×10-4 mol/L NADH を含む溶液に酵素アセトアルデヒドを加えてpH を7.00 に調節して25℃ で反応させた。
平衡状態の反応溶液に白金電極と銀/塩化銀電極を入れて電位差を測定したら,白金電極側が負で両電極間の電位差は0.55 V であった。
平衡状態における試料溶液中のアセトアルデヒド の濃度〔mol/L〕を求めよ。
銀/塩化銀電極の電位を0.20 V とする。

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37度ではなく25度ですね。

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NADH/NADHではなくNAD+/NADHですね。

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0.0615ではなく、0,0592ですし、7行目のアセトアルデヒドエタノールの間違いですね。

今日学んだことは以上になります!

書いた内容がなにかしら助けになれば幸いです。

何か間違いがあれば指摘していただければありがたいです。

今日勉強したこと37分析化学 物質の分離

こんにちは、すのーです!

早速授業内容に入っていきましょう!

 物質の分離(1)

物質の分離には以下のような種類があります。

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相変化とは固体から液体液体から個体になるみたいな変化のことを言います。

薄層クロマトグラフィー(TLC)(展開法)は分離されている様子がわかりやすいです。

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溶媒抽出

分配平衡とは、互いに混ざり合わない2種の液体(ベンゼンと水など)を接触させると、溶質が一定の割合で有機相と水相に分布することを言います。

分配定数 KD = [A]0 /[A]W

[A]0:有機相の化学種Aの濃度

[A]W:水相の化学種Aの濃度

濃度比を分配比といいます。

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1価の有機酸HAの分配平衡を考えていましょう。

分配定数 

KD = [HA]0 /[HA]W

これは物質(化学種)に固有の値(平衡定数)です。

分配比

HAが水相だけで解離するとき(多くの有機酸は非極性溶媒中で水素結合によって二量化しますがここではないものとします)

水相中の有機酸の総濃度=[HA]W+[A]W

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Dは条件によって変化します。

平衡状態で各相に溶質が存在する確率と考えることが出来ます。

分配係数 α=D/D(D、DはHA、HAの分配比)

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クロマトグラフィ

移動相中の溶質の固定相に対する親和力の差によって生じる移動速度の違いを利用する分離法です。

植物の葉から抽出した色素を炭酸カルシウム粉末を詰めたガラス管(カラム)に入れ、石油エーテルを流します。

色素は炭酸カルシウム粒子の間を通って下へ移動します。

色の異なる4つの層に分かれます。

青緑クロロフィルa黄緑クロロフィル黄色キサンチン橙色カロチンです。

炭酸カルシウムのあるところは固定相です。

石油エーテル移動相です。

固定相の固体の親和性が異なります。

親和性の高いものは移動速度が遅く、低いものは速いのです。

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あらゆる科学技術分野で無機物質、有機物質を問わず、単離法・精製法・分析法として利用されます。

種々の検出法と組み合わせて物質の分離・検出・定量を一括して行ないます。

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薄層とはガラス板の片面に固定相物質(粉末)を一定厚さで固着したものです。

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ホウレン草中の脂溶性色素の分離は以下のようになります。

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固定相への親和性が小さい成分が移動相とともに移動します。

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色素TLCは以下のようになります。

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液体クロマトグラフィーの分離の仕組み

吸着クロマトグラフィは溶質が固定相の固体表面に相互作用(ついたり離れたり)します。

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移動相の極性が低くて固定相の極性が高いことを順相系といいます。

有機化合物の吸着クロマトグラフィ極性(水素結合力)の差によって分離されます。

加熱によって水分を除去して吸着力を強めることを固定相の活性化といいます。

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極性(水素結合力)の序列は以下のようになります。

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分配クロマトグラフィーは溶質が極性の異なる2つの液相の間で分配平衡を生じます。

溶質が2相間で分配平衡します。

疎水性の差で分離されます。

逆相の分配系が一般的ですが、順相の分配系もあります。

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固定相移動相の極性の高さが順相と逆なので逆相系といいます。

物質の分離(2)

クロマトグラフィーによる分離の仕組みを説明するのに段理論という理論があります。

固定相と移動相からなる微小単位(理論段)が無数に重なっていて、各段で溶質が移動相と固定相に分布しながら(分配平衡)、移動相が流れていくと仮定します。

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段理論モデルは以下です。

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二項分布において、

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となります。
展開法の段理論モデルはこんな感じになります。

右側は段数を10倍にしたものです。

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固定相の粒子を細かくすると、分離性能が上がります。(理論段数が増加)

理論段は仮想的です。実際の分離状態から仮想上の段数がわかります。

カラムクロマトグラフィー(溶離展開法)

固定相への親和性が小さい成分から順に溶出します。

保持容量(VR

は溶質の溶出に要した移動相体積です。

VR=Vm(1+k)

保持比(k

は溶質が溶出するのに、カラム内の移動相全体積Vmの何倍を要するかを示す値です。

VRで成分を同定します。

溶離展開法段理論モデルは以下です。

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溶離曲線

溶出液の溶質濃度を溶出体積に対してプロットした曲線です。

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Vは通常わかりません。

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平面クロマトグラフィーの保持比の耐数値をRM値といいます。

直鎖脂肪酸逆相分配クロマトグラフィーの例を見てみましょう。

移動相にリン酸を添加することで脂肪酸の解離を抑制し、保持増大させています。

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次にp-ヒドロキシ安息香酸エステルの逆相分配クロマトグラフィーを見ていきましょう。

逆相カラム(ODS)は側鎖の疎水性の差で分離します。

ピークの高さ・面積で定量します。

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今日学んだことは以上になります!

書いた内容がなにかしら助けになれば幸いです。

何か間違いがあれば指摘していただければありがたいです。

 

今日勉強したこと36 分析化学 吸光光度法

こんにちは、すのーです!

もう分析化学の試験は終わったのですが、後輩が見るかもしれないので、授業内容を記録に残しておくことにします。

吸光光度法

光分析法(1)色による物質の確認

例:定性分析:沈殿の色で金属イオンを同定

物質が色を呈するのは、以下の2つの理由によります。

・物質そのものが発光する

・光が反射や透過する際に特定波長の光が吸収される

後者の場合がほとんどです。

目視での色調・濃淡を判断することも出来ます。

定性的です。

光分析法(2)光(電磁波)を用いる分析

物質による光吸収を機器測定します。

可視光以外の電磁波も利用可能です。

物質の定性・定量を行うには、以下の3つの事柄に対する理解が不可欠です。

・光の性質

・光と物質の相互作用

・機器の仕組み(動作原理

光の性質

光速度(c)

3×1010cm/sです。

波長(λ)

波の山(谷)と山(谷)の間の距離です。

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振動数(ν)

単位時間内に1点を通過する波の数

です。

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ν=c/λ

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光(電磁波)の分類は以下のようになります。

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スペクトルとは、光を分光器で分解した成分の強度または光量を波長順に並べて表したものです。

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光のエネルギー

光は波動性粒子性を持ちます。

光の粒子(光子)1個が持つエネルギー:E=hν=hc/λ

hはプランク定数で6.636×1034J・sです。

短波長ほど光のエネルギーは高いです。

原子・分子1個が基底状態励起状態を遷移するとき、状態間の差のエネルギーを持つ光子1個を吸収・放出します。

状態間の差のエネルギーは特定波長の光(単色光)を生み出します。

基底状態励起状態のエネルギーの値は物質に固有のものになります。

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吸収・放出される光の波長で原子・分子の種類がわかります。

吸収・放出される光の強さで原子・分子の数がわかります。

分子のエネルギー

運動エネルギーは分子の熱運動です。

それに内部エネルギーを足したものが分子のエネルギーです。

内部エネルギーは以下の3つに分けられます。

・回転エネルギー:分子が回転するエネルギー

・振動エネルギー:官能基が伸び縮み振動するエネルギー

・電子エネルギー:分子内の原子核の周囲に分布している電子が持つエネルギー

この3つは量子化されています。

量子化されているとは、飛び飛びのエネルギー状態になっているということです。

連続的なエネルギー状態は取れません。

それぞれにエネルギー準位があります。

分子にいろいろな波長の光を当てると特定の波長の光(光子)のみを吸収します。

特定の波長の光とは、回転、振動、電子遷移の準位間に相当するエネルギーの光です。

他の波長の光は透過します。

これにより、吸収スペクトルが得られるのです。

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赤外吸収スペクトルは振動励起+回転励起により吸収されます。

複雑な微細構造をもつ帯状スペクトルです(2~100μm)

赤外吸収は複雑ですが、特に有機化合物に有効です。

官能基の検出だったり物質の同定をしたりします。

官能基の判別は容易です。

指紋領域は物質特有です。

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官能基による赤外吸収は、物質によって多少シフトしますが、あまり変化しません。

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紫外可視吸収(UV)スペクトル

電子励起振動励起+回転励起です。

幅広い帯状スペクトルです。

赤外線に比べて非常にエネルギーの強い可視光が吸収されます。

有機化合物、金属錯体の定性・定量に有効です。

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UVスペクトルはなだらかなピークをとります。

電子の基底状態の中にも振動や回転などの細かい準位があり、励起状態にも細かい準位が存在します。

なので一箇所から一箇所に遷移する(特定の波長だけ吸収する)のではなく、様々なパターンの吸収が同時に起こります。

なので、幅広でなだらかなピークになるのです。

特定の波長を吸収する成分を含む溶液に白色光を通過させたとき、吸収波長の補色を呈します。

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有機化合物の紫外線吸収

n-σ遷移、πーπ遷移による200~700nm領域の吸収が起こります。

σ軌道は反結合性軌道です。

σ軌道は結合性軌道です。

共有結合を見てみましょう。

2つの原子軌道が合わさって分子軌道になるという考え方があります。

そのときにもともと持っていたエネルギー準位よりも低い状態で安定化するので共有結合が出来ます。

このときに出来た軌道を結合性軌道といいます。

2つあった軌道が一つになるのは変ですね。

実は同じ分だけマイナス側にずれた 軌道が存在していて、それを反結合性軌道といいます。

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光を吸収することにより、エネルギー準位の高いσに遷移することにより、光の吸収が起こってると言われています。

二重結合三重結合を持っているときは、πーπ遷移が起きたりします。

π結合はσに比べれば弱い結合なので吸収される光は比較的長波長側になります。

光吸収(発色)に関わる原子団を発色団といいます。

発色団に結合して、その吸収を長波長にシフトさせたり、極大吸収強度を増大させる原子団を助色団といいます。

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第4周期遷移金属第2価水和イオンの色と極大吸収波長は以下のようになります。

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金属錯体の紫外線吸収

d-d遷移は3d軌道の電子の励起によって起こっています。

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ランバート・ベールの法則

溶液に単色光を透過すると、

光路長 l「cm」

成分濃度 C「mol/L」

入射光強度 I0

透過光強度 I

とすると、

透過率T=I/I0

パーセント透過率 %T=(I/I0)×100

吸光度 A=ーlog(I/I0)

となります。

ランバート・ベールの法則は

A=εlC

です。

モル吸光度数ε「L/(mol・cm)」

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紫外可視光の吸収に基づく定性・定量分析法を吸光光度法と言います。

標準溶液は目的成分の濃度既知の溶液です。

プランク溶液とは目的成分のみを含まない溶液のことを言います。

まずこれらの溶液を用意します。

標準溶液プランク溶液を調整します(必要なら発色剤を添加)

次に標準溶液プランク溶液の極大吸収の吸光度を測定して検量線を作成します。

最後に試料溶液の吸光度を測定して試料溶液の濃度を求めます。

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濃度変化に伴う吸収スペクトルの変化があります。

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分光光度計があります。

試料部にセルを入れます。

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また、分光器もあります。

分光器は光源からの光を分光して特定波長の単色光を取り出す装置です。

回析光子はAlなどの金属板の鏡面に1mmあたり約1000本の溝を刻んだものです。

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今日学んだことは以上になります!

書いた内容がなにかしら助けになれば幸いです。

何か間違いがあれば指摘していただければありがたいです。

 

今日勉強したこと35生命科学基礎

こんにちは、すのーです!

今回で一学期分の生命科学基礎は終了です。

今回は3講義分書くので大変です。

二学期以降もブログは続けていきたいと持っています。

では早速内容に入っていきましょう!

内分泌系

ホルモン

ホルモンには、脂溶性水溶性があります。

脂溶性ホルモンは水に溶けないので血液を流れるときに困りますね。

なのでキャリアタンパクと結合して疎水性の部分を隠します。

そうすることで血流中を流れることが出来ます。

脂溶性のホルモンは細胞膜を通過します。

なので細胞の中にある受容体で受け取られます。

細胞質内受容体か、核内受容体で受け取られます。

アルドステロンの例を見ていきましょう。

細胞質で受容体と結合すると、その複合体が核内に入ります。

それが、特定のDNA領域と結合します。

大体遺伝子発現を制御する領域です。

そうしてmRNAができて、タンパク質ができます。

脂溶性の場合は核内受容体も多いです。

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代表的なものは以下です。

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水溶性のホルモンは、血中にのせられて行きますが細胞膜を通過できません

なので細胞の膜にある受容体で受け取られます。

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受け取った受容体からの作用で細胞の行動が変わります。

代表的なものは以下です。

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内分泌攪乱物質(EDC)人が作り出した化学物質が環境中に放出されてそれに暴露された生き物の、内分泌系をおかしなことにしてしまう物質です。

例としてはヒ素が挙げられます。

本来ならばグルココルチコイドホルモンが正常な遺伝子発現をさせるはずですが、ヒ素はその作用を阻害させてしまいます。

大体は高濃度でないと効きません。

しかし、生体濃縮があるので危険です。

ホルモンの産生器官、標的器官、作用を見ておくと良いらしいです。

ホルモンの表は以下の記事に乗っています。

今日勉強したこと10自然科学基礎生物 - 都内医学部生の日々の勉強記録(とな日々)

細胞の情報伝達

同じシグナルでも異なる細胞では、違うことが起きたりします。

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細胞の外からやってきて標的細胞に働きかける分子を総称して一次シグナル分子といいます。

それを標的細胞で受容して、細胞内シグナルに変換します。

受容体が発現していれば受容されます。

そして、遺伝子発現、酵素活性が変わります。

これをシグナルに対する応答といいます。

一次シグナルの運ばれ方(どのように標的細胞に到達するか)には5種類あります。

内分泌型

全身に血流に乗って運ばれます。

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受容体を持っている細胞にだけ働きかけます。

割と遠くまで伝わることが出来ます。

ラクリン型

血流には乗りません。

細胞外マトリックスに分泌されます。

不特定の周辺細胞にのみ働きます。

分泌する細胞の近くは一次シグナル分子の濃度が濃くなります。

遠くなるほど薄くなります。

受け取る受容体の数も変わってくるので応答も変わってきます。

遠い細胞ではまた違った反応が起きるということがおきます。

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神経型

特定の隣接する細胞にのみ渡します。

専用経路で伝わります。

他の細胞には伝わりません。

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シナプス後膜に直接渡すのです。

オートクリン型

自分で分泌したシグナル分子を自分で受け取ります。

ラクリン型も同時に起こっていることが多いです。

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接触

細胞同士の膜上のシグナル分子が結合してそれによって伝わります。

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左の細胞がシグナル分子を膜状に発現します。

右の細胞の膜状の受容体がシグナルを受け取ります。

T細胞が感染した細胞を殺す時に使われたりします。

クリンというのは分泌という意味です。

endoは内側という意味です。

paraは隣とかっていう意味です。

autoは自身でっていう意味です。

受容体と結合する分子を総称してリガンドといいます。

受容したシグナルは変換して伝達に適した形にします。

そして、受け取ったところから応答を生じる場所まで伝達します。

そして細胞内応答をきちんと起こすために、シグナルを増幅します。

そして、応答を複数の場所で起こすために分配します。

最後にシグナルの効果を応答に合わせて調節します。

細胞内で一次シグナルに応答して起こる変化細胞内シグナル伝達といいます。

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シグナル分子には脂溶性水溶性があります。

代表的なものは以下です。

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ホルモンのところで書いたように、疎水性のものは膜を透過して入っていき水溶性のものは膜状の受容体と結合します。

脂溶性も膜の外に受容体があるものがあります。

一酸化窒素のように受容体がないシグナル分子もあります。

膜上の受容体には以下があります。

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膜上の受容体としてイオンチャネル連結型受容体があります。

リガンドがくっつくとイオンチャネルが開き、濃度勾配に応じてイオンの流出入が起こります。

化学物質が結合することで、電気信号に変わると言った受容体です。

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Gタンパク共役型受容体酵素共役型受容体もあります。

Gタンパク共役型受容体リガンドがくっつくとGタンパクと呼ばれるタンパク質が受容体と相互作用します。

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酵素連結型受容体リガンドがくっつくと受容体の細胞質領域の酵素活性を発揮するようになります。

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受け取った光の量に応じて応答を変えることを順応といいます。

細胞がシグナルを受け取った時に応答するかどうかを決めるのに要となるタンパク質分子スイッチといいます。

分子スイッチが活性がある状態(ON)になると応答を起こします。

OFFになるとシグナルが遮断されます。

分子スイッチの例としてはあるタンパク質が細胞の中にあって、シグナル分子が来ると、ATPのエネルギーを使って、リン酸化されることでスイッチがONになって細胞内カスケードが動くという場合があります。

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ATPとかGTPは電池みたいなものです。

入ればスイッチがONになり、はずれればOFFになります。

Gタンパク共役型受容体の作用機序

Gタンパク自体は受容体ではないです!

Gタンパク共役型受容体GPCRと書きます。

GPCRという受容体分子はだいたい7回膜貫通型です。

かなりの種類のGPCRがあります。

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ピンク色のやつがGPCRです。

青いのはGタンパクです。

Gタンパク3量体(α、β、γ)からなるものがあります。

3量体Gタンパク質です。

β、γは常に一緒にいます。

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緑のやつがGPCRです。

水色のやつがGタンパクです。

左上の状態はまだリガンドが来ていません。

リガンドが来るとリガンドと結合したGPCRの立体構造が少し変化します。

その結果、GタンパクGPCRに接近します。

すると、αサブユニットにくっついているGDP捨ててGTP持ち替えます。

そうすると、αサブユニットがβ、γサブユニットから離れます。

そうして離れたαサブユニット細胞膜上の別のタンパク質(標的タンパク)にアクセスします。

そうすることで、標的タンパク質が活性化されます。

αサブユニットはGTP加水分解する活性があります。

GTPase活性です。

リン酸基を外すことによって得られたエネルギーを使って標的タンパク質を活性化させます。

その活性化されたタンパク質からまた、情報伝達が起きていきます。

そしてGDPになったら、αサブユニットはまたβ、γサブユニットと再結合します。

ここまでの流れは記述によく出るそうです。

αサブユニットには色々種類があります。

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αサブユニットはどんな標的に働きかけるのでしょうか?

標的はイオンチャネルの場合酵素の場合があります。

例としては、心拍数を下げる働きを持ったGPCRがあります。

神経伝達物質であるアセチルコリンGPCRに結合するとαサブユニットが加水分解エネルギーを使ってチャネルを開きます。

するとカリウムイオンが流出して心拍数が下がります。

次は酵素に働く場合を見ていきましょう。

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アデニル酸環化酵素はATPを原料にしてcAMPを合成します。

ホスホリパーゼCIP3、DAGを合成します。

cAMP、IP3、DAGのような、一次シグナルに応答してできる小さい分子を総称して2ndメッセンジャーと言います。

cAMPは以下のようにして作られます。

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リン酸基が2つ取れて環状構造になっていますね。

そしてホスホジエステラーゼで環状構造が外れます。

ホスホリパーゼCは脂質を原料としてIP3、DAGをつくります。

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cAMPは水溶性で様々なところに働きかけます。

しかし、主に働きかけるのは、cAMP依存タンパクキナーゼ(PKA)です。

キナーゼはリン酸化する酵素ですね。

PKAは4量体を作っていています。

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グレーの部分が調節サブユニット(領域)です。

これがついているとPKA酵素活性を発揮できなくなります。

1分子のPKAに対して、4分子のcAMPが結合します。

そして、調整サブユニットが外れます。

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そして、核内に入ってきます。

PKAのターゲットの1つはCREBです。

CREBがリン酸化されます。

CBP/P300は転写共役因子です。

コアクティベーターの一種です。

これとCREBが結合することでDNAの特定の領域に結合して特定の遺伝子の発現を促します。

CREBは特定の配列にしか結合できません。

転写因子ごとに結合できるDNA領域が異なります。

CREBが結合するところをCREといいます。

そうしてこのプロモーターがドライブする遺伝子の転写が活性化されます。

この流れは説明できるようにならなければいけません。

作用する酵素ホスホリパーゼCで、IP3、DAGが作られたときはどうなるのでしょうか?

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IP3は小胞体に働きかけます。

そうする事によって開くカルシウムイオンチャネルがあります。

そうすると、小胞体の中に蓄えられているカルシウムイオンが細胞質基質に流出します。

そのカルシウムイオンがPKCに結合します。

カルシウムイオンと結合したPKC(PKAとは別)をDAGが活性化させます。

PKCが標的タンパク質のリン酸化をします。

カルシウムイオンは他のタンパク質(カルモジュリンとか)にも働きます。

酵素連結型受容体の作用機序

受容体が酵素活性を持っていない場合もあります。

受容体が酵素活性をもっているものもあります。

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受容体が2分子ありますね。
多くの場合、リガンドが結合して2量体か4量体を形成します

タンパク質を構成しているアミノ酸残基のうち、チロシン残基があります。

酵素活性としては、チロシン残基をリン酸化するチロシンキナーゼとして働くものが最も多いです。

膜一回貫通型です。

RTKについて説明します。

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リガンドが来たら二量体を形成して、お互いの細胞内ドメインをリン酸化します。

そこにアダプタータンパクが付きます。

それを介してRasアクティベーターというタンパク質が付きます。

肝心なのはRasというタンパク質で、これが分子スイッチとして働きます。

Ras(small G protein)は単量体Gタンパクです。

GTPase活性を持っています。

RasアクティベーターがRasに作用してGDPを捨てさせてGTPに持ち替えさせます。

RasがMAPキナーゼ系を活性化させます。

MAPキナーゼ系について説明します。

活性型RasがMAPキナーゼをリン酸化するキナーゼをリン酸化するキナーゼ(試験ではMAPkkkと表記して良い)に作用します。

それがMAPkkに作用し、MAPkに作用して、それが、遺伝子調節タンパク質をリン酸化します。

そうして転写活性をあげるのです。

CREBとは違うDNA領域に結合します。

異なる遺伝子の発現を制御するのです。

チロシンフォスファターゼがシグナルを遮断します。

すべて一次シグナル分子が来ないと始まらないことですね。

Rasに変異が起こるとたまに恒常活性型のRasができたりします。

そうすると常に遺伝子が発現している状態になって細胞が無限増殖してがん化したりしてしまいます。

このように変異が起こるとがん化する可能性がある遺伝子を総称して原がん遺伝子と言います。

長生きすると修復機構がうまく働くなっちゃうらしいです。

RTKの他に有名な酵素連結型受容体にはJAK/STATというものがあります。

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チロシンキナーゼであるJAKというものがくっついていますね。

JAK/STATはだいたいサイトカイン系です。

サイトカインとは生理活性物質の総称で、細胞になにかシグナルを伝達するような生物活性を持っている因子です。

サイトカインが来ると、JAK/STAT系が動いて、JAKがリン酸化すると、STATがアクティブになります。

最後は核に行きます。

JAK/STATで有名なのはインターフェロンです。

インターフェロンウイルスに感染した時に出てきて他の細胞に知らせます。

ウイルスに感染した細胞は、インターフェロンを出して、周りの細胞に伝えます。

それを受け取った細胞ではJAK/STAT系が動いて転写がおきてウイルスの核酸を分解する酵素を発現します。

もう1つ酵素連結型受容体の一種としてTGFβというのがあります。

TGFβのスーパーファミリーがあります。

この系ではスマッドと言われるエフェクターがあります。

リガンドが結合することによってスマッドが活性型になったりします。

リガンドが結合するとタイプ1と複合体を作ってタイプ1をリン酸化することでスマッドが活性型になって最後は核に入ってきて転写を調節するというものもあります。

今日学んだことは以上になります!

書いた内容がなにかしら助けになれば幸いです。

何か間違いがあれば指摘していただければありがたいです。

今日勉強したこと34有機化学 立体化学 分析化学 錯生成平衡

こんにちは、すのーです!

早速内容に入っていきましょう!

有機化学

鏡像異性体

立体構造が互いに実像と鏡像の関係にある一対の異性体のことを鏡像異性体(エナンチオマー)といいます。

四面体炭素が4つの異なった置換基に結合している場合鏡像異性体が生じます。

その異なった置換基が結合している炭素をキラル中心といいます。

その鏡像と同一でない分子はキラルと呼ばれます。

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光学異性体は物理的性質がほとんど一緒です。

偏光に対する旋光度が違います。

光にはいろいろな光が混ざっています。

しかし、偏光板を通すと縦方向の光だけが通されます。

これを偏光といいます。

乳酸を溶かした水に偏光を通すと、偏光の角度が変わります。

これを旋光といいます。

旋光度がプラスなものとマイナスなものに分けられます。

それが上図の+とマイナスです。

立体配置表示のための順位則

まず、キラル中心に直接結合している4つの原子を見て、原子番号が減少する順に優先順位をつけます。

乳酸ではOが一番になります。

次に、換基の最初の原子の順番では決定出来ない場合には、最初の差が現れるまで、キラル中心から離れて2番目、3番目、4番目の原子を比べていきます。

乳酸ではCOOHが2番目になります。

次に、多重結合した原子は同じ数の原子と等価であるとみなします。

例えばアルデヒド基はCにOが二個ついているものと一緒だよという考えです。

Cの次はOでその次もOって捉えるみたいな感じです。

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番号が右回りになっているものをR配置、左回りになっているものをS配置になります。

SとRはX線結晶解析でわかりました。

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トレオニンには4種類鏡像異性体があります。

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生体内には一番右のトレオニンだけがあります。

鏡像異性体ジアステレオマーの関係は図のようになります。

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ジアステレオマーは溶解度、融点、沸点などの物理的性質が互いに異なります。

対称面があるためにキラル中心を持っているにも関わらず、キラルでない化合物があります。

これをメソ化合物といいます。

分析化学

錯生成平衡(1)

配位子(分子、イオン)が金属イオンに非共有電子対を供与して配位結合ができます。

ルイスの酸・塩基で配位結合を理解できる錯体をウェルナー型錯体といいます。

ルイスの酸・塩基の定義は以下です。

酸は電子受容体(アクセプター)、

塩基は電子供与体(ドナー)です。

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・配位子置換反応

水溶液中の金属イオンM(H2O)xn+があります。

水和金属イオンと配位子Lm-が反応します。

水和水が配位子に置換するのです。

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錯生成反応の平衡定数を安定度定数または生成定数といいます。

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全生成定数逐次生成定数を全部かけ合わせた値になります。

金属のまわりに結合している原子またはイオンの数を配位数といいます。

18電子則はオクテット則を拡張した経験則です。(例外は多いです。)

dn電子の遷移金属錯体が配位数Nのとき、n+2N<=18となる法則です。

単核錯体、d電子が偶数(反磁性)の時よく適合します。

単核錯体とは中心原子が1つのものを言います。

金属の最外殻が

18電子だった時配位飽和(希ガスの電子配置)で安定です。

18電子未満だったとき配位不飽和で反応性が高いです。

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置換活性だと配位置換が速いです。

不活性だと遅いです。

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活性とは反応速度が大きいということです。

安定というのは平衡定数が大きいです。

安定度定数の大きい錯体には置換不活性錯体が多いですが、反応速度と平衡定数は、別個の性質です。

・錯生成反応の機構と置換活性

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錯生成の反応速度は配位子にほぼ無関係です。

金属イオンに特徴的です。

置換活性は電子状態で決まります。

電荷が小さく、イオン半径が大きいと配位子置換しやすい(置換活性)です。

遷移金属イオンでd電子配置が影響します。

水和金属イオンの配位水置換速度は以下のようになります。

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第4周期遷移金属イオンの正八面体錯体(6配位)では、金属イオンの4s 4p 4d の混成軌道(sp3d2 混成軌道)に配位子が結合した結果,内側の3d 軌道の電子と配位子の結合電子対との静電反発が起こる,と考えられます。

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錯体の配位数、立体構造によってd軌道の分裂の仕方は異なります。

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遷移金属錯体のd電子配置(高スピン型と低スピン型)は以下です。

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錯体の安定度を支配する因子は以下のようになっています。

中心イオンの影響
電荷,イオン半径が影響します。
電気陰性度やd 電子配置も影響することがあります。
配位子の塩基性
配位子のpKa が大きいと,錯体の安定度は大きいです。
キレート効果
多座配位子は単座配位子より安定な錯体をつくります。
HSAB則
配位結合のイオン結合性と共有結合性が影響します。

・中心イオンの影響(1)

電荷が大きいと安定度が大きいです。

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イオン半径が小さいと安定度が大きいです。

球体の電荷密度が大きいからです。

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一個の配位子が2つ以上の原子を介して出来た錯体のことをキレートといいます。

配位子のうち,金属イオンに配位できる原子が1 個のイオンや分子単座配位子と言います。

また,配位できる原子を2 個以上持つもの多座配位子と言い,配位原子数によって二座配位子,三座配位子などと呼びます。

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pKaが大きいほうが金属イオンと強く結合します。

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一般に単座配位子よりも多座配位子は安定な錯体を生成します。

これをキレート効果と言います。

・HSAB則(hard soft acid base)

 

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硬いというのはイオン性の強い状態のことを言います。

ウェルナーの配位理論では説明ができない錯体を非ウェルナー型錯体といいます。

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Pt2+イオンのdxz の非共有電子対がC=C 二重結合の反結合性軌道 π* へと供与されています(と考えられ,もう少し言うと,この2 つの軌道が重なりあって分子軌道が作ら
れています)。

この結合様式を逆配位と言います。

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錯生成平衡(2)

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・EDTAキレートの生成反応

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6座配位子です。

金属イオンの電荷に無関係にモル比1:1でキレート生成します。

金属イオンの滴定試薬として利用されます(キレート滴定)。

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キレート生成の進行度は絶対安定度定数だけではわかりません。

副反応の影響があります。

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HY4-ではなくHY3-ですね。

副反応の程度を定量的に見積もる事ができれば、MYがどれくらい生成するのかがわかります。

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見かけの安定度定数を条件安定度定数といいます。

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Ca(II)–EDTAキレートの条件生成定数とEDTA の副反応係数は下図です。

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今日学んだことは以上になります!

書いた内容がなにかしら助けになれば幸いです。

何か間違いがあれば指摘していただければありがたいです。