「ビッグミステイク 著 マイケル・バトニック 訳 鈴木立哉」の内容と感想

この本も図書館から大量に借りてきた本の内の一冊です。

この本は偉大な投資家たちの失敗事例集です。

しかし、この本の目的は、投資における失敗を避けることを学ぶのではなく、失敗は避けようがないということを学ぶということです。

では早速内容に入っていきましょう。

はじめに

失敗を冷静に受け止め、あまり深刻に考えないことが重要だそうです。

自分がコントロールできることだけを心配する点が成功した投資家たちに共通する最も重要な要素なのだそうです。

第1章 ベンジャミン・グレアム 完璧な法則は存在しない

本人の経験から投資家が得るべき最も重要な教訓は、バリュー投資は万能薬ではないということだそうです。

バリュー投資とは、その企業の価値に比べて割安な株に投資する方法です。

価格が価値よりも大きく変動するのは、価値を決めるのは企業ですが、価格、つまり株価を決めるのは人だからだそうです。

グレアムは底を見誤って資産の70%を失いました。

バリュー投資は長期的には素晴らしいですが、市場の短期的な変動への対策にはならないそうです。

第2章 ジェシー・リバモア リスクを管理せよ

バモアの失敗談からは、経験則がいかに危険を招くかが学べます。

失敗の範囲はあまりに広く、そのすべてを避けるのは不可能だそうです。

よほど気をつけないと馬鹿な間違いをつい繰り返します。

第3章 マーク・トゥエイン のめり込むな

トゥエインは失敗し続けた人です。

最も重要なのは自分の損失をきちんと管理し続けることだそうです。

投資を始める前に、自分が耐えられる損失の限界を決めておくことが良いそうです。

第4章 ジョン・メリウェザー 天才の限界

単に賢いだけでは勝てないことがわかります。

投資においては過度な自信と知性は危険な組み合わせであるそうです。

第5章 ジャック・ボーグル 何が自分に効くのくを見つけよ

自分が快適だと感じる手法を見つけることが重要だそうです。

ボーグルが初めてインデックス・ファンドを作ったのは47歳のときなので、自分にフィットする投資方法をまだ見つけ出せていなくても遅すぎないそうです。

第6章 マイケル・スタインハルト 自分の道を踏み外すな

自分が理解できない分野の企業に全く手を出さないことが重要だそうです。

得意分野の中にい続けること、自分が何を知らないのかを知り、自分で決めた運用方針を守れば良いそうです。

あまり馴染みのない分野に投資しようとするときには、その分野に関する優れた情報源にあたった上で小さく投資を始め損失額の上限をしっかり設定しておくべきだそうです。

第7章 ジェリー・ツァイ 君は自分が思っているほど賢くない

売買回転率が高くなるほど市場平均に負けやすくなるそうです。

能力と市場相場を混同してはいけません。

自分の能力が高いから勝てているのではなく、市場相場が上がっているから勝てているのです。

人は帰属バイアスというものを持っています。

帰属バイアスとは、成功を自らの能力によるものと考え、失敗を外部の運の悪い要素のせいと考える傾向のことを言います。

第8章 ウォーレン・バフェット 自信過剰に気をつけろ

人には授かり効果という効果が働きます。

授かり効果とは、何かを購入すると所有する前よりもそれを高く評価する傾向にあるというものです。

これは、自分が良いものを持っているという納得感を高めることではなく、手放すことへの痛みを増幅させることだそうです。

自分がなぜ投資をするのか、自分が何を本当にわかっているかを一度立ち止まって考えることが大切だそうです。

自信過剰から身を守るベストの方法は、「自分の負けだ」と判断すべき基準を前もって決めておくことだそうです。

第9章 ビル・アックマン 自説を引っ込めろ

株価が下がるはずだと大々的に言って引っ込みがつかなくなった人です。

第10章 スタンレー・ドラッケンミラー 手痛い失敗が必要なこともある

他人が金を儲けるのを横目で見ていて羨ましいと思ったときは危ないそうです。

世の中には他人が教えることのできない身を削ってこそ学べることがあるそうです。

第11章 セコイア 集中投資のリスク

何かを買ったときにその理由を書き出すと授かり効果を緩和できるそうです。

たった一つの銘柄が、セコイアの資産を90億ドルから50億ドルにしました。

第12章 ジョン・メイナード・ケインズ 最も癖になるゲーム

市場の期待感と実際の市場の動きとの間には関係がないそうです。

長期に物事を考えて資産のアロケーションを徹底的に考えるのが良いそうです。

第13章 ジョン・ポールソン 一度勝てば十分

投資で儲かると、偶然ではなく自分の腕で成功したと思い込みやすく、更にこの自信を根拠に他の投資に取り組んでしまいます。

特大ヒット銘柄を見つけ出すのは非常に難しいです。

そして、一度特大ヒットを経験すると同じ経験を何度もしたくてたまらなくなります。

それが失敗の原因となります。

第14章 チャーリー・マンガー 大きな損失に対処する

悪い時がないと良い時もありません。

大きな損失は長期投資の一過程です。

損失を避けようとするのではなく、自分が売らざるを得ない局面に追い込まれないように、全力を尽くしましょう。

第15章 クリス・サッカ 後悔先に立たず

人には後知恵バイアスというものがあります。

後知恵バイアスとは、今から起きようとしていることについて、実際になんの手がかりもないのに、何が起こるかわかった気になることです。

大きな利益か損失がある時に将来の後悔を極力抑えるベストの方法は、一部を売却することです。

エピローグ

投資初心者が最も陥る間違いは過剰取引だそうです。

今回のブログは以上です!

今回紹介した本は以下です。