「アイデアのちから 著 チップ・ハース、ダン・ハース 訳 飯岡美紀」の内容と感想

お久しぶりです、すのーです!

今日はコロナワクチン2回目を打ちました!

全然痛くなかったので良かったです。

私は年齢が若いはずなのですが1回目のワクチンの副反応は全く出ませんでした。

今回も図書館で大量に借りてきた本のうちの一冊を紹介します。

自分のアイデアをどうやって記憶に焼き付くものにするのかを書いた本です。

この本に書いてある内容は、実行しやすくとてもためになる本だと思います。

自分の言いたいことが相手になかなか通じない、実行してもらえない、覚えてもらえないと悩んでいるあなたピッタリの一冊です!

具体的な物語が多く紹介されていて、とっつきやすく、理解しやすい内容となっています。

では内容に入っていきます。

序章

 アイデアを記憶に焼き付くものにする原則は以下の6つです。

1,単純明快である(Simple)

2,意外性がある(Unexpected)

3,具体的である(Concrete)

4,信頼性がある(Credentialed)

5,感情に訴える(Emotional)

6,物語性がある(Story)

物語性はアイデアを行動に移してもらうのに役立ちます。

6つの頭文字をとってSUCCESsとなります。

Credentialedは覚えづらいですが、SUCCESsは覚えやすいですね。

この原則の敵となる、アイデアを覚えづらくさせてしまう特徴があります。

それは「知の呪縛」です。

知の呪縛とは、一旦なにかを知ってしまったら、それを知らない状態がどんなものか、うまく想像できなくなることを指します。

伝えたい相手の立場が想像できなくなってしまうんですね。

第1章 単純明快である

イデアの核となる部分を見極めましょう。

SUCCESsチェックリストを使って、核となる部分を言葉にするのです。

大事なのは平易化ではなく、的確さと優先順位です。

単純明快である=核となる部分+簡潔さです。

イメージは単純明快さを可能にします。

正確さよりもとっつきやすさを優先しましょう。

役立つ情報だけを与え、追加情報は後から小出しにするべきです。

類推は概念の理解を促すばかりか、新しい考え方の土台になります。

第2章 意外性がある

驚きは関心をつかみ、興味は関心をつなぎとめます。

驚きは注意を喚起します。

人は驚くと答えを見出そうとするのです。

しかし、ウケ狙いは避けたほうがいいです。

驚きだけではなく、洞察も必要です。

イデアを記憶に焼き付くものにしたければ、相手の推測機械を一旦壊してから修理するのが良いと書いてありました。

相手の思い込みを壊してから言いたいことを伝えるのですね。

イデアを記憶に焼き付くものにするには、

1,自分が伝えるべき中心的メッセージを見極める

2,そのメッセージの意外な点を探し出す

3,どきりとさせる意外なメッセージの伝え方で、聞き手の推測機械を破壊し、修正を促す

というステップを踏むのがいいらしいです。

人々の関心を掴む最良の方法は、既存のイメージを単刀直入に打破することです。

好奇心が生じるのは自分の知識に隙間を感じたときです。

なんにも知らない状態だと興味が持てませんね。

オリンピックでも、競技のルールや選手のことが全然わからなければみててもよくわからないですね。

背景やルールを知ることによって結果だけがわかないという知識の隙間が生まれ、試合を興味深く見ることができますね。

隙間を埋める前には隙間を作る必要があります。

なんにも知らない人には、ある程度知識を与えて、知識の穴が小さい状態にすれば、興味を持ってくれるんじゃないかってことです。

謎を投げかけたりして利用するのも良いです。

第3章 具体的である

具体的であると覚えやすいです。

記憶は単一の書類棚ではなく、マジックテープに似ているそうです。

マジックテープには大量のフックと輪がありますね。

脳は大量の輪がある状態で、フックの数が多いアイデアが記憶に焼き付くみたいな感じらしいです。

具体的であることは、脳の力を総動員し、焦点を絞り込ませるための1手法です。

相手を議論に参加させ、知識の発揮を促す方法を見出のが大事らしいです。

メッセージを具体的なアイデアに近づけるには、特定の人々のニーズを指針にすると判断が付きやすいかもしれないらしいです。

第4章 信頼性がある

権威は私達のアイデアに確実に信頼性を付与します。

CMによく芸能人が出ているのは、芸能人の権威を利用しているのですね。

反権威者はときに権威者に勝ります。

反権威者とは要するに一般人のことです。

ライザップはCMに権威者と反権威者両方を起用していますね。

また、具体的な細部は語り手の権威だけでなく、アイデアそのものにも信頼性を与えます。

このときには、偽りのない細部、核心に迫る細部でなければなりません。

統計に人間味を加えれば、主張にインパクトを与えることができます。

そこでうまく行けば、どこでもうまくいくというのがシナトラ・テストです。

例えば、東大理三に合格できたら理系はどこでも合格できるみたいなものです。

理三に合格するみたいに、シナトラ・テストに合格する事例を用いると信頼性が上がりあます。

オリンピック金メダルもシナトラ・テストに合格する事例ですね。

聴き手を信頼性の源泉にするという方法もあります。

検証可能な信頼性は、聴き手が試してから買うことを可能にするため信頼性を大きく高めることが可能です。

選挙で野党の候補が、民衆に向かって「あなたの生活は前より良くなりましたか?」と問いかけるみたいな感じが例として上げられます。

第5章 感情に訴える

マザーテレサは「大衆を見ても私は行動しない、個人を見たときに私は行動する」と言いました。

私達もこのマザーテレサみたいな要素があるみたいです。

アフリカで苦しんでいる多くの人々への寄付金額よりも、一人の少女への寄附金額の方が高かったみたいな実験結果があるみたいです。

感情に訴えることは大事なのですが、一旦分析思考になってしまうと、人々は感じる能力が削がれてしまうらしいです。

心にかけてもらうための最も基本的なやり方は、相手がまだ心にかけていないものと既に心にかけているものの間に関連性をもたせることです。

自己利益は相手に心にかけてもらうために見過ごせない要素です。

回りくどい言い方はやめて、隠さずに相手に利益があることを伝えましょう。

自己利益を受ける本人を主語にするといいそうです。

×誰もが利益を受けます ○あなたが利益を受けます

みたいな感じです。

自己利益はその人が関心を持つ方向性を定めますが,意見にまで影響を与えるとは限らないそうです。

政治的意見の予測には、自己利益よりも「集団の利益」の方が役に立つそうです。

心にかけてもらうための3つの戦略は、

1,関連付けを利用する

2,自己利益に訴える

3,アイデンティティーに訴える

です。

3番目は、「テキサス人はゴミを路上に捨てたりしない」とテキサス人に訴えるみたいな感じです。

「なぜ?」という問いかけはアイデアの根底にある核となる価値、つまり核となる原則を思い出させてくれるそうです。

トヨタ生産方式の一環として、問題を発見したら「なぜ?」を5回繰りかえすというと、高校のとき見せられたビデオで言ってました。

どんなメリットがあるかを考えるときには、マズローの欲求段階の底辺部を脱するように心がけるのが大事らしいです。

マズローの5段階欲求はかなり有名ですね。

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この5つの欲求は暗記することにします。

実験結果によると、人はより高次の欲求が満たされるメリットに惹かれそうです。

しかし、他人はより低次の欲求が満たされることを願ってるみたいに人は感じているそうです。

第6章 物語性

頭の中でシミュレーションすると、感情を処理しやすくなります。

適切な物語とは要するにシミュレーションです。

人を励ます物語には「挑戦」の筋書き、「絆」の筋書き、「創造性」の筋書きという 3種類の基本的な筋書きがあるそうです。

「挑戦」の筋書きの重要な要素は主役が圧倒的な障害に直面することです。

卓球の混合ダブルスで中国に勝ったことは、挑戦の筋書きにぴったりですね。

「絆」の筋書きは違いを乗り越えて人々が関係を育む物語であるそうです。

良きサマリア人の物語が例として上げられていました。

日常生活が生み出す優れた物語をいつでも発見できるよう、アンテナを立てておくことが必要です。

自分の伝えたい核となるメッセージを頭に刻み込んでおくことが、アイデアを発見するのに必要です。

話術の才能とアイデアを記憶に焼き付ける能力にはほとんど相関性がないそうです。

記憶に焼き付けられない第1の犯人は大量の情報の中にリードを埋没させてしまうことです。

情報量が多すぎて、言いたいことがわからなくなってしまうんですね。

第2の犯人は、メッセージよりもプレゼンテーションを重視する傾向だそうです。

簡潔なメッセージを伝えるよりも、カリスマ性とか、話術とか記憶に焼き付かない要素を重視してしまうんですね。

第3の犯人は、判断の停止、つまり選択肢が多すぎたり状況が 曖昧なためにおきる不安と不合理です。

イデアを聴き手の記憶に焼き付け、後々まで役立たせるためには、聴き手を次のような状態にする必要があります。

1,関心を払う(意外性がある)

2,理解し、記憶する(具体的である)

3,同意する、あるいは信じる(信頼性がある)

4,心にかける(感情に訴える)

5,そのアイデアに基づいて行動できるようになる(物語性がある)

()内のことに注意を払えば、聴き手をこの5つの状態にさせることができます。

ここには書かれていない、単純明快さも重要な要素です。

今回のブログは以上となります!

今回紹介した本は以下です。

 

原本の洋書は以下です。