「ヤバすぎる経済学 著 スティーブン・D・レヴィット、スティーブン・J・ダブナー(訳 望月 衛)」の内容と感想について

どうも、すのーです!

今回の本も図書館で大量に借りてきた本の内の1つです。

経済学についての本ですが、お堅いものではないです。

むしろ、かなりフランクな語り口で書かれてあります。

内容は興味深い(interesting)というよりかはfunnyみたいな感じの書き方です。

ヤバい経済学ドットコムというブログの内容をまとめて和訳したって感じです。

そのブログは雑記ブログみたいな感じらしく、本には様々なことが書いてあります。

多分以下のサイトだと思います↓全て英語です。

Freakonomics - The hidden side of everything Freakonomics | The hidden side of everything

当時ではキャッチーだったんだろうなって話題を取り上げてます。

かなり個性的な考え方を持っている人だなって思います。

本の内容は下ネタも含んでいるので、苦手な人は注意したほうが良いかもしれません。

私は下ネタは書きませんので安心してください。

あと、著者がアメリカの人なので、本の内容はアメリカでの話が基本になります。

内容が日本にそのまま適用できるわけではないと思うのでその点は注意したほうが良いかもしれません。

本書にでてくる用語解説

本書は私のような経済学初心者でもわかりやすいように書かれてあります。

しかし、所々で経済用語が出てくるので、主なものを解説したいと思います。

・弾力性

価格の変化に対してどれだけ需要量、供給量が変化するのか」を考えるときに用いる概念を弾力性といいます。

価格の変化に対して量が大きく変化する場合を弾力的、小さい場合を非弾力的といいます。

弾力的=財への依存度が低いということです。

価格が変動すればその財を手放すことが可能であるであるということだそうです。

非弾力的だとその逆になります。

参考:

弾力性とは | 経営を学ぶ~経営学・MBA・起業~

消費者余剰

消費者余剰=ある財に関して消費者が支払っても良いと考える金額ーその財の価格

です。

参考:

消費者余剰 | 瞬時に分かる経済学

外部性

ある経済主体の意思決定が他の経済主体の意思決定に影響を及ぼすことを指します。

参考:

外部性 - Wikipedia

インセンティブ

人々になにかの行動を引き起こす要因のことをインセンティブといいます。

参考:

https://rikizoamaya.com/incentive/

テロの効果って何?

著者によると、人間はめったに起きないことの確率を大げさに見積もる傾向があるらしいです。

なので、テロがもたらす本当のコストはそれが引き起こす恐れの方だと著者は言っています。

 選挙のやり方を変えようよ

著者は、人々が何回でも投票に行けるような仕組みにする考え方を紹介しています。

それは、投票に行くたびにお金を支払う仕組みです。

そうすると、お金持ちの意見ばかりが優遇されるのではないかと思いませんか?

しかし、もうすでにお金持ちの人は政治に影響力を持っているそうです。

なので著者は、この投票の仕組みに合わせて選挙活動費を制限するほうが今の投票の仕組みより、ずっと民主的かもしれないと言っています。

政治家にもっとお金を

著者は、政治家の給料をもっと増やせばもっといい人が政治家になるんじゃないかと言っています。

そうすると、ブラジルの地方自治体では、政治家の仕事の質が上がったという研究データもあるそうです。

私は共通テストで日本史選択なので日本史を勉強していました。

そこで学んだのですが、奈良時代正一位太政大臣がもらっていた報酬は今の価値に換算すると、軽く億を超えていたそうです。

正一位太政大臣は、今の総理大臣みたいな地位です。

皆さん、奈良時代の政治がとても良かったっていう印象ありますか?

多分ないと思います。

奈良時代の農民は重税や疫病に苦しんでいました。

なので、この考え方は個人的にはちょっとわからないなって思います。

著者は政治家の報酬を成果報酬制みたいにすれば良いんじゃないかってことを提案しています。

 1セント硬貨をなくそう

著者はセント硬貨をどうしてもなくしたいみたいです。

理由の1つとして1セント硬貨を作るのことは1セントよりも高くつくことを挙げています。

これは一セント硬貨は日本で言うところの1円玉ですね。

1円玉を作るコストも1円よりも高くつくらしいです。

心の家計簿

経済学者のリチャード・セイラーという人が心の家計簿という言葉を作りました。

人々がいろんな資産を区別し、互いに置き換えることが出来ないものと感じることを指す言葉だそうです。

皆さんは心の家計簿、持ってますか?

ラッファー曲線

ラッファー曲線それ以上だと納税者は他所へ行くか、一所懸命に働かなくなるかのどちらかになり、税収が減るという概念です。

有名スポーツ選手でも税金の高い国では試合をしないなんてことがあるっぽいって事が書かれてあります。

友達機長の名言

ヤバい経済学派の友達のスティーブ機長は自分の子供達に常々こう言っているらしいです。

完璧であれなんて言わない。

でも素晴らしくありなさい。」と。

ガソリン税を上げてくれ

著者はガソリン税を上げることを主張しています。

なぜなら、車に乗る人が払わないコストを誰か他の人が払っているからです。

これを「負の外部性」と呼ぶそうです。

この世で一番中毒性が高いのは・・・?

ノーベル経済学賞を受賞したゲイリー・ベッカーによると、この世で一番中毒性がきついのはだそうです。

恋が代表例だと著者は挙げています。

麻薬やアルコールではなく人だというところが面白いですね。

千鳥足って危険だね

あるデータによると、酔っ払い歩きで1マイル行くのは酔っ払い運転で1マイル行くのの8倍危ないらしいです。

酔うほど飲むのは危険だということですね。

私は、お酒に弱いので、お酒を飲もうとは一切思いません。

お酒とは縁遠い人生を送っていきたいと思います。

石油が枯渇しそう?大丈夫だよ

著者は石油価格がとんでもなく上がって世界が大不況になるという記事に対してこんな意見を持っています。

需要と供給に問題が起きても市場が解決する方法を見つけてくれる。

著者はなにかの価格が上がれば人は代わりになるものを探し出すから、石油ピークなんて慌てることでもなんでもないと書いています。

人々が代替燃料を探し出したりするだろうって感じで状況を楽観視しているように思えます。

ダニエル・カーネマンの意見

ダニエル・カーネマンは心理学者ですが、行動経済学という分野を切り開く業績を打ち立てました。

経済学者以外でノーベル経済学賞を受賞した唯一の人らしいです。

その人によると、いま幸せだと感じることと、あとから考えて満足だと感じることは同じではないそうです。

人が幸せに感じる可能性がとても高いのは、自分の好きな人と長い時間を過ごしているときだそうです。

一方満足だと感じる可能性が高いのは、平凡な目標を成し遂げたとき、例えば大きな収入や安定した結婚生活を手に入れた時だそうです。

ポーカーサイトを潰すなんて意味ないね

著者は、政府が大手のオンラインポーカーサイトを潰したことは意味がないと言っています。

理由の1つとして、供給する側を罰するのが中心のやり方はだいたい効果が上がらないということを挙げています。

モノの需要が非弾力的だと特にそうで、供給を締め上げても全然効果がないらしいです。

供給者を罰しても、また新たな供給者が出てくるだけだそうです。

自己同一性がもたらすこと

人は自分がどんな種類の人間であるかについて何らかの考えを持っていて、その考えに外れることをした場合、とても嫌な気分になるそうです。

それがあるために、人は一見、短期的には自分にとって一番いいとは言えない行いをすることがあるらしいです。

守ろうとしたら逆に・・・

絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律は逆にその種を追い込んでいるらしいです。

なぜなら絶滅危惧種の生息地に指定されて開発できなくなる恐れがありそうな土地を、そうなる前に開発してしまおうとする強いインセンティブが生じるからだそうです。

なので、短期的には生息地が破壊されるケースが増える可能性が高いそうです。

車を使ったほうが環境に優しいって?

グドール氏の計算によるとこうだそうです。

1.5マイル歩いて消費したカロリーをコップ一杯の牛乳で補充するとします。

その牛乳に関わる温暖化ガスの排出量は、歩いたのと同じ距離を典型的な車で走って排出される温暖化ガスの量とだいたい同じだそうです。

もしかしたら「コップ一杯の牛乳」がアメリカンサイズでとても大きいのかもしれませんね。

菜食主義万歳ヽ(^o^)丿

筆者は菜食主義が気候変動を抑えるのに有利な道だと書いています。

WPFによると、世界中の人々が菜食主義になれば、食べ物にかかる温暖化ガスの排出量を87%抑えられるそうです。

私は肉も野菜も両方食べる雑食です。

限界収穫逓減の法則

何かするとき、最初のちょっとは大きな収穫をもたらします。

でもその何かを続けるに連れ、得られる収穫は減っていきます。

なにかの価値は下がっていくのです。

チョコレートは最初のひとかけらがすごく美味しくて、ずっと食べてるとのどが焼けてくる感覚になってもう良いやってなる感じでしょうか。

損失回避的だね

xを失って感じる痛みがxを手に入れて感じる喜びよりも大きいとき損失回避的だという言葉を使います。

デイトレーダーとかフットボールのコーチとかは損失回避的だそうです

スポーツは地元が有利

スポーツは地元で試合をするのが有利だというデータがあるらしいです。

一般的に考えられる理由としては以下のようなものがあります。

・本拠地のフィールドやコートの特徴に慣れている

・自分の家で快適に過ごせる

・観客の後押しがある

ですがどうやらそういう理由ではないそうです。

では何なのかと言うと、理由は審判にあります。

審判は地元チームに有利な判定を下す傾向が少しあるみたいです。

それは無意識にやってるみたいです。

観客の雰囲気に飲まれてしまうのではないかって分析されてます。

呼び水の威力

心理学業界では呼び水の威力を重視しているらしいです。

つまり、ちょっとしたきっかけやヒントで人の行動を左右できる、ということだそうです。

犯罪者に自分の罪を思い出させるような質問をすると、その後嘘を付く割合が他の質問をした場合よりも高かったらしいです。

女性に自分の性別を書かせてから数学の試験をすると、書かなかった場合よりも出来が悪くなるなんていう論文もあるらしいです。

自分は女だから数学が苦手だという思い込みがそうさせるんじゃないかっていうのがその論文の主張です。

しかし、筆者はその結果は疑わしいと思っていたらしいです。

本には書いてありませんが、実際には数学の力は男性と女性で変わらないというデータがあるらしいです。

まあ何にせよ自分は〇〇だから~みたいな感じで固定観念で思い込むのって良くないですね。

オンライン市場で起きてる差別

ジェニファー・ドレアックとルーク・シュタインがこんな研究をしました。

まず手頃なオンライン市場に何百件もの広告を出します。

iPodを売る広告で、それを持っている手は黒、白、白に彫り物の三種類からランダムに選んでとっかえひっかえします。

オンライン市場では、黒人の売り手は白人の売り手よりも成績が悪かったらしいです。

黒人の売り手は、人種間での分離が最も顕著に見られる市場や、窃盗犯罪発生率が高い市場では最も成績が悪かったらしいです。

このような実験を経済学者は「自然実地実験」と呼ぶそうです。

寄付をするなら誰が良い?

ジョン・リストの研究では、家を一軒一軒まわって寄付金を集めるときに最も寄付金を集めるのは魅力的なブロンドの女の子であるという結果が出ているらしいです。

なんか身もふたもない話ですね。

日本でこの研究結果がまるごと適用できるとは思えませんが・・・

訳者のあとがき

ヤバい経済学の「ヤバい」のゆえんは、親しく付き合ったり、親しく付き合っているのを人に見られたりするのがためらわれるような「ヤバい」人になるのをためらわないことから来ているそうです。

私はいい意味で「ヤバい」人にはなりたいと思いますが、こういう意味で「ヤバい」人になりたいとはちょっと思えないです。

今回のブログは以上となります。

今回紹介した本のは以下です

ここに書いたこと以外にも豊富なトピックで書かれてあって読み応え十分です。

英語の本で読みたいって方はこちらをどうぞ